2009年12月16日水曜日

「アウェア技術」が人手を解消?

アウェア技術とは、位置特定システムを使ったサービスのこと。
携帯端末の普及により、この位置特定システムの精度を増し、的確な情報を与えられるようにする技術に注目が集まっています。

今まではGPSを使うことで、位置情報を取得する技術が発達してきましたが、
GPSでは、屋内で使用できない等の制限がありました。

いま開発されている技術は、無線LANやwifiを使ってアクセスポイントとの距離から位置を測るもの。屋内でも使用でき、より精度を増したい場所ではアクセスポイントを多く設置すれば解決できるという利点があります。

徘徊の恐れのある高齢者に携帯端末を持たせて位置の特定をする技術は前からありましたが、「アウェア技術」によって、建物内の詳しい位置までわかるようになり、病院内や遠隔介護などで役立つとされています。軽度の介護なら付き添わなくても、散歩の様子が見れたり、行き先を指示したりといったことも出来るわけです。

さらに、RFID技術という、電波を発する小型チップをバッジやシールに搭載すれば、携帯のような大きなものを持たなくても、位置情報を読み取ることが出来るようなります。(まるで昔のスパイ映画のようですが)

遠隔介護はなんとも味気ない言葉ですが、24時間訪問介護の不採算を見ると、選択肢の一つと言えるでしょう。技術の進歩が不便を解決してくれるかもしれません。

一つ忘れてはならないのは、プライバシーの問題。いつでも居場所がわかってしまうと言うのは気持ちの悪いものです。介護度が高いとか、重度の障害を持っているとしても、プライバシーを侵害しない方法も模索しなければなりません。


介護福祉士とホームヘルパー | 「アウェア技術」が人手を解消?
http://help.kaigojp.com/?eid=657677


アーティクルリソース:http://articlejapan.com/

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